Inverallan:インバーアラン

Inverallan:インバーアラン

スコットランド:ハンドニット

インバーアラン社は、スコットランドの特徴ある伝統的、ベストクオリティーな製品を、インバーアランブランドの名のもとに集めることにより始まったものです。取扱商品は、ハンドニットのほかに機械編みのシェットランドセーターやツィードのハンティングジャケット、またシングルモルトウイスキーやゴルフ関連の製品など、多岐にわたります。これらの製品のほとんどすべてが、マスプロダクトでは出来ない、ハンドメイドやハンド仕上げになっています。

ハンドニットについて

インバーアランのハンドニットは、1人のニッターが、少なくとも25,000ステッチからなる1枚のニットを約90時間かけて編み上げます。よって納期については、糸の調達から最終の出荷までで、通常は約6ヶ月かかるものです。オーダーの内容=難易度に合わせて、適切なニッターが、糸とニッティング・パターンにもとづき製品化します。
日本のマーケット向けのオーダーは、経験豊かなニッターのみで編むことで、従来非常に難しいといわれる品質の安定に努力しています。
もちろん、すべて完全なハンドメイド、手作業による仕上げのため1点ごとにその製品の固体差があります。同じサイズでもニッターの編み方はニッターのニッティングの強さによりサイズに差がでてきます。しかしこの固体差、雰囲気の違いが大量生産品と異なった魅力ともいえるでしょう。製品の差は、ハンドニットならではの個体差であり、ニッターの個性でもあります。
また、日本のマーケット向けには、Aran、Shetland、Tweed、Blue Face、Lambswool、Cashmere糸など幅広い糸の種類を用意し、それぞれの素材の特徴を説明したチケットを商品に付けています。同時にこのチケットが、正規代理店取り扱い商品の証明にもなります。 アイテムについては、機械生産の商品と違い、ガーメントのスタイルやヴァリエーションのみならず、マフラー、帽子などアクセサリーの種類も豊富です。

アランセーターのパターンの歴史

アランセーターのパターンについては、9世紀初期のスコットランド史のなかに記録されています。もっとも最初のパターンは、先史時代の石碑の象形文字のなかにあります。後に中世になると、伝統的なアランセーターのパターンは、スコットランド東部・沿岸地方とイングランド、スコットランド西部・沿岸地方とアイルランドのふたつに分かれていきます。前者では、ヨコ編みが主で、それぞれの漁村ごとのパターンができました。後者では、タテ編みが主で、ファミリーごとの、その職業をあらわすパターンができました。
19世紀後半になるとスコットランド東部沿岸地方の漁師の妻たちが、Circular Needles(丸編み)でシームレスの“Guernsey (ガンジィー)”ニットを彼女たちの住む漁村のパターンで編みはじめました。Guernseyニットは、毎日厳しい気候のなか、漁に出かける男性達のために、未脱脂の糸を使うことで、防水、防風に優れていました。
アランセーターのニッティング・パターンには、それぞれに意味があります。それは、何世紀にもわたり、アランセーターを編んで着ていた人々の厳しくも、尊い生活を映し出したものでした。インバーアラン社の手編みのアランセーターは、そういった美しさと本当の伝統を感じることのできる商品といえるでしょう。