Mark Honoré:マークオノレー

オーストラリア:バッグ、革小物

マークオノレーは、オーストラリア・シドニー在住のコテッジワーカーで、カンガルーレザー, カウハイド (牛革)の皮革を使ったバッグやベルト、財布などの小物、ブレスレットなどのアクセサリーを作っています。すべてハンドメイドのため生産量は限られていますが、それゆえに非常に完成度の高い商品となっています。
カンガルーレザーは繊維が密に走っており、裏側の毛羽立ちもほとんどなく非常に丈夫で柔らかいレザーで、最近ではシューズのみならずヨーロッパのファッションマーケットでも注目されています。しかし、飼育されている牛革などと違い、その全てが天然(野生)のため、素材自体に個体差があり、また傷も当然の事ながらあります。
なので全て同じ風合いのものにしようとすると使用しない部位がかなり出てしまい無駄がでて非常にコスト高になったり、あるいは一般的にはこれらをカバーするために暗い、濃い色に染めるなどの方法を採ります。
マークオノレーでは、あえてこれらのマスプロダクションの方式はとらず、天然の風合いを生かすために染色もなるべく自然の風合いを損なわない処理の仕上げをし(Vegetable Tanning)、製品の耐久性を損なわない傷であればその皮革を使用します。そのために、製品には染めムラ、皮革の傷など目に付くこともありますが、これらは全てこの天然の風合いを生かし、不要な無駄を極力避けるためです。
マスプロダクションの全て同じ仕上げの製品とは違う、それぞれの製品の個性とご理解ください。

カンガルーレザーについてのご説明

マークオノレーで使用しているカンガルーレザーは製品のために飼育されたものではなくすべて自然(野生)のものです。そのために原皮サイズは野生のカンガルーのサイズにしたがって、大小さまざまなものになります。大きすぎるカンガルーは皮自体が厚みがあり硬く、また裏側もラフに毛羽立っているために靴などの量産向けに、また小さいものはその原皮は紙のように弾力や光沢がなく濃色の染色をした後にギフト商品などの安価なコストのものに向けられます。
カンガルーの皮革の特徴を良い意味で、最もベストに発揮できるものは中程度の大きさの原皮になりますが、そのサイズは皆さんが想像するカンガルーの大きさの1/4位でしょう。またさらに、カンガルーの特性上その同一の原皮においても厚みや質は均一ではありません。厚みや質など最高とされるところは、牛皮と比べとてもとても小さい範囲で、両足の付け根の部分のみになります。このベストな部分を財布などの表の部分に使用しますが、ひとつの原皮からは3つ分位しかとることは出来ません。もちろんそれ以外の部分は財布の内側の部分などあまり強度を必要としない部分などに使用したりしますが、あくまでもこの貴重な部分をむだにしないよう、自然の中でついた皮革の傷などはそのまま生かして製品にしています。このために、製品によっては皮革の傷が見つけられることがあったり、その傷のために染めムラなどが出来ることがあります。しかし、これらは製品管理の不具合から出来たものではなく、すべてこの自然の素材を最大限に生かしそれを風合いとして評価しながら資源の無駄を極力避けるためのものです。それぞれ、その風合いを製品の個体の持つキャラクターとしてベストなひとつを選んでください。